学問はどのようにして生まれたのか

さて、まずは学問のしくみについて説明するにあたって、学問がどのようにして生まれたのか、その起源について迫っていきたいと思います。人類にとってもっとも原書の学問が生み出されたのは、古代ギリシアでのことでした。古代のギリシアは、かの大文明である古代オリエント文明に連なる文明であり、オリエントの経験的な知識を受け継いでいました。それらの知識の伝達を仕組化し、学問の基礎を創りだしたのです。それまでの文明は、すべからく「自然と共に生きる」文明でした。それはオリエント文明についても例外ではありません。しかしながら、この古代ギリシアからは「自然から離れた」文明を形成して行きました。それを可能にしたのは、自律した思考であり、学問の基礎であります。学問の基礎が生み出されたのは、人間にとって必要な知識を得ることからでした。まず始めに発展した学問は、「医学」です。病気を癒し、長くを健康に生きることは、人間にとって至上の問題であり、それは今も昔も変わっていなかったことがうかがい知れます。当初の医学は、自然にいる動物たちや植物たちから学び、次第にそれが人間に利用できないかどうか、試行錯誤が為された上で発展してきました。そして次に生まれたというのが「測量学」です。これは、土地を測量し、その権利関係についてより明確にしていくために生み出されたもので、ギリシア文明の発展に大きな力を与えたことは間違いないでしょう。「豊かな生活」を営むために生み出された学問によって得られた知識は蓄積され、次の世代へと、次の次の世代へと引き継がれ、より発展を見せていくことに成るのです。

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